神社でのお参りの方法を教えます!ツキを呼ぶ正しい参拝

神社に参拝するなら、神様に失礼のないよう、きちんと願い事を伝えられる参拝をしたいもの。正しい参拝で最強の運気を宿し、高額当選を狙おう!
目次
神社参拝の基本は神様を思う心
「なんとなく神社に参拝しているけれど、この参拝方法でいいのだろうか」と思うことはないだろうか。
実のところ、神社参拝において「絶対こうしなければならない」といった決まりはない。ただ長い歴史の中で、「大切な神様に失礼が無いように」「神様に感謝の気持ちが伝わるように」という日本人の心持ちから、いわゆる神社参拝の作法が生まれたのである。
今回は一般的に伝えられている作法を紹介しているが、もし「どうするのか」と迷う場面があったら、神様を大切に思う気持ちに立ち返って振舞えば間違いはない。神様を思い、礼を尽くすことで、願いは届きやすくなるはずだ。
もちろん、願いが叶ったらお礼詣りを忘れずに。参拝して感謝の気持ちを伝えることで、神様とのご縁が繋がっていくのである。
【其の一】鳥居の前でお辞儀をする

神殿が無かったり、狛犬がいなかったりする神社はあっても、鳥居のない神社は非常に稀だ。
神社の鳥居とは我々人間が暮らす俗界と神域の境界の「門」で、神域を守るための結界の役割を果たしているとされる。
つまり鳥居から先は神様の御座所。お邪魔させていただく、お伺いさせていただく、という心持ちで、鳥居の手前で一度立ち止まり、軽く一礼しよう。このとき、鳥居の真ん中は避け、左か右に寄る。
神社によっては複数の鳥居があり、遠いところから一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居、と呼ばれるが、鳥居をくぐるごとに手前で軽く一礼する。
必ずすべての鳥居をくぐらなければいけないということはないが、拝殿に一番近い鳥居だけは必ず通って神域に入ること。
参拝を終えて帰る際も、鳥居を出たところで振り返って軽く一礼する。
「お詣りさせていただき、ありがとうございました」という気持ちを伝えよう。
【其の二】参道の真ん中を歩かない

参道とは、鳥居から拝殿まで続く道。参道の中央は「正中」といって、神様の通り道とされているので避けて、左右どちらかに寄って歩くこと(ルールが決まっている神社の場合は従って)。
もし、どうしても正中を横切る必要がある場合は、「神様、横切らせていただきます」と心の中で謝って、少し頭を下げつつ横切ろう。
神社の中は神様の高波動に満ちている。誰かと一緒に参拝する場合も、できるだけおしゃべりはせず、気持ちの良い「気」を感じながら静かに進むこと。イヤホンで音楽を聴くのも止めて。
鳥居をくぐったらもう神様と繋がっているので、参道を歩きながら神様に挨拶をし、お願い事の詳しい説明をし始めることをお勧めする。そうすれば、拝殿の前を長時間独占しないで済む。
【其の三】手を洗い、口をすすぐこと

鳥居をくぐって境内に足を踏み入れたら、まず手水舎で手と口を清めよう。
これは本来の「禊」の簡略化で、身の穢れを祓い清めておくことが、神前に赴く際の作法なのである。
コロナ渦で柄杓を置かなくなった神社が多いが、柄杓がある場合は以下の手順で行なう(左利きの場合も同じ手順で行なう)。
- 右手で柄杓を持って水を汲み、左手に注ぐ。
- 柄杓を左手に持ち替えて、右手に注ぐ。
- また右手に持ち替え、左の手のひらで水を受け、その水で口をすすぐ。口に含んだ水は足元の溝になっているところに出す。
- 最後に柄杓を縦にして、中に残った水が流れて柄を洗い流すようにする。
- 柄杓を元の場所に戻す。
【其の四】願い事はより具体的に伝える

拝殿の前に進んだら(拝殿では中央に立っても問題ない)、神様への気持ちとしてお賽銭を入れ、二拝。ここでのお辞儀は腰が直角になるぐらい深く曲げて頭を下げるのが作法とされる。次に拍手を二度し、両手を合わせて祈願。

必ず最初に自分の住所と氏名、お詣りに来られたことへの感謝を伝え、次に祈願するという順番だ。
願い事を伝えるときは、たとえば「お金持ちになれますように」などといった漠然としたものではなく、自分は今どのような状況にあって、いくらのお金がいつまでに必要なのかなど、詳細に具体的に説明すること。
「こんな風にがんばります」といった自分の決意を神様に伝えることも大切だ。
願い事の説明が長くなりそうな場合は、鳥居をくぐったところから挨拶を始め、状況とお願いしたいことを伝えよう。
拝殿の前では改めて住所、氏名を伝え、「願い事をよろしくお願いします」で締めればよい。最後に深く一礼するのを忘れずに。
【其の五】おみくじは悪いものだけを結ぶ

おみくじとは、単に今の運勢の吉凶を占うものではなく、神様からのメッセージが示される、ありがたいもの。
「今の私に必要なことを教えてください」と心の中で神様にお願いしてから、おみくじを引こう。より具体的に、「新しい仕事で、何を大切にすればうまくいきますか?」などと質問をしてから引いてもかまわない。
引いたおみくじを隅々まで読んで、ピンと来たものが神様からのメッセージだ。メッセージを戴いたおみくじは大切に持ち返って、機会あるごとに読み返すとよい。

ただ、「このおみくじの内容は受け入れたくない」という場合は、神様に「このおみくじをお引き取りください」とお願いして、境内のおみくじを結ぶ場所に結んで帰ると、神様がその運勢を引き取ってくれる。

他にもこんな点に留意しよう!
忌中と生理中の神社参拝はNG
「死」と、「死」に繋がる「血」は「穢れ」とされ、神社の神様が苦手とするところなので、神域である神社に持ち込んではいけないと言われている(お寺は問題ない)。
まさか怪我をして血だらけで神社参拝する人はいないだろうが、生理中の女性、家族や親族に不幸があった場合、葬儀に参列した場合の神社参拝はNG。
親、配偶者、子どもの場合は四十九日が終わるまで、それ以外の血の繋がった親族の場合は三十三日間、血縁関係が無い人の葬儀に参列した場合は七日間、神社参拝は見合わせよう。
お守りに特別な波動を入れて戴く
お守りには神様の力が宿っているとされるが、実はさらに強い波動を入れて、特別なお守りにカスタマイズして戴く方法がある。
まずは特別に参拝前にお守りを購入し、袋から出した状態で手に持って拝殿前に進んだら、賽銭箱の端にそっと置く。置く場所がなければ、お守りの紐を指に掛けて合掌し、具体的にお願い事を伝えた上で、「このお守りに○○を叶える波動を入れてください」と、本気でお願いする。
波動入りのお守りは肌身離さず持ち歩こう。効果は半年。半年経ったら、戴いた神社の古札納所にお返しを。
賽銭金額の多寡はご利益に関係ない
お賽銭は神様に感謝の気持ちと、願いを叶えたいという覚悟を伝えるものであって、神様が金額の多寡で差別したり、高いほどご利益があるといったことはない。
もちろん、ここぞという願いがある場合は、自分の覚悟を示す意味でも奮発するのは大変良いことだが、極端な話、経済的にかなり苦しかったら、自分で育てた野菜を奉納したり、境内の掃除をさせていただくという形でも感謝の気持ちは伝えられるため無理はしないこと。
後から「もったいなかった」などと思ってしまうのは、神様に大変失礼なことなので気をつけて。
